「病人の生き方」から学ぶ(2)

引き続き、小林昭洋「病人の生き方」サンマーク出版から、大いに共感した部分を記録しておきます。

<長期闘病期>
●病気からの逃げ場所はない。できないことを紙に書いて認識していきました。「できていた過去」へのこだわりを捨てることができたときから、素直にこれからの取り組みをはじめて行きました。

●その先を行く人がヒントを教えてくれる。今の不安は未来を知ることで変わります。

<所感>
・先月の治療入院時に、同室の同病患者の先輩の苦労話を伺って、自分の病状が悪化した場合の心構えや、事前の環境整備の作り方について、貴重なヒントをいただきました。


<闘病人生の覚悟>
●病気であっても病人にはならない。ココロまで病気には侵されない。自分の希望に突き進む勇気を大切にしよう。

●病気で生きていくと腹をくくることは、人と違った人生を覚悟することです。マイノリティで生きていくことです。

●病気は多くの可能性を失わせますが、一つのことに集中できるから、事を成し遂げる可能性が高くなります。病気になったあなたのほうが、病気になる前のあなたよりも特徴が際立ち、より個性的な存在になるのです。

<所感>
・現在最新治療法の効果で旅行は不可能ですが、自宅での無理のない日常生活は可能であり、2〜3年後には病原の寛解(完治ではないが通常の生活が可能な状態)の期待が持てるため、長期闘病の実感はありませんが、上述の論説を厳粛に受け止めています。