身体はどこが故障しても気持ちが変わる

以前「ものの見え方が変われば気持ちが変わる」ということを書きましたが、このたびは「身体はどこが故障しても気持ちが変わる」ことを体験しました。
 難病治療の副作用で昼寝を1時間強ほど必要とする状態ですが、3月下旬はいろいろ行事が重なり、ほとんど昼寝ができませんでした。
 そのためか、後半になって左の背骨の奥や胃に違和感を感じるようになりました。そして、ある日突然吐き気がして食物を吐いてしまいました。舌をみると荒れ放題でした。胃と心臓に難病の影響が現れたかと心配になりました。
 そうなると、見るもの、聞くもの、嗅ぐもの、触るもの、味わうものすべてがいつもの状態から変わります。その結果気持ちも萎えて、ものを考える意欲も無くなります。近所の医院に出かけたり、処方された吐き気止めを飲んだり、ただぼーっとしているだけか、寝るしかありませんでした。
 3日程で胃や背骨の奥の違和感は軽快して気持ちも平常に戻ってきましたが、身心一如と申しますか、健全な精神は健全な身体に宿るという格言の真理をあらためて実感しました。