箱根一泊旅行

S医師からお許しが出たので、混雑が少ない9月に箱根一泊旅行を企画しました。数年前に電車・バスで見物しましたが、今回は母べえの運転で出かけることにしました。
インターネット検索で自然と美術館を中心に効率よく回るよう企画し、カーナビの有難さを実感しました。


9月は季節としてはすすき以外には観るべき自然はありません。2時間強のドライブで強羅の箱根美術館庭園見物。昔の金持ちの庭園趣味はたいしたものです。館内は陶器中心なので歩き見るだけ。


大涌谷の延命菩薩にお参りし、今しばらくの延命をお願いしました。硫黄の臭いが強く、心臓に問題のある方は立ち止まらず綺麗な空気のあるところへ移動してくださいとの案内板で、あわてて移動しました。


一路仙石原のすすきのを目指しましたが、ナビでは番地がないと行き先が出ません。その近くの箱根湿性花園に切り替えました。釧路湿原を思い出しましたが、時期が悪いので特に印象に残る景色はありませんでした。
仙石原にはたどり着きましたが、駐車場はそばやにしかなく、しかも満杯でしたので、翌日早めに来ることにしました。


芦ノ湖畔の成川美術館で、平山郁夫山本丘人などの作品に日本画の良さに浸りました。斎 正機のコドモシリーズの「ピアノを練習している女の子」の画を眺め、亡き次女の5〜6歳位のときの姿を想い出し、ひとしきり立ち止まりました。絵はがきも買いました。
ラウンジから眺める芦ノ湖の景色は素晴らしく長時間楽しみました。


病み上がりの身なので早めにホテルにチェックインし、温泉にゆったり浸かり、懐石料理を楽しみました。山のホテルは岩崎小弥太の別宅だったそうで、岩崎男爵が手に入れた土地は10万坪(その半分強は、1942年に成蹊学園に譲られています)だそうで、ホテルの庭園としてはたいしたものでした。


翌日は箱根神社に参拝の後、元箱根港から芦ノ湖一周の遊覧船に乗り、船上からの景色を楽しみました。お客が少ないので一等船室を使ってくださいとのことで、よかったです。

仙石原のすすきの目指して再チャレンジし、そばやの駐車場に駐車してすすき鑑賞に堪能しました。


帰路にあったポーラ美術館でレオナールフジタのたくさんの洋画を鑑賞しました。裸体画には感心しましたものの、たくさんの洋画を眺めるうちに疲れてきて、その後に見た横山大観黒田清輝日本画を見てほっとしました。どうやら食事と同じで精神の欲求も日本文化に先祖帰りしているようです。


早めに帰宅しようとこれで切り上げ、帰宅後オアシスで入浴し、夕食後早めに就寝、翌日は7時半起床で、体調は回復しました。この調子なら近くまた一泊旅行ができそうです。