難病に直面して体験したこと(3)

発生患者数が少ない難病にかかってしまいましたが、4回目の入院でようやく病名が確定し治療方針が確定しました。
この治療法は当初はアメリカとフランスで開発されたようですが、日本でそれを最も効果的に活用されているS先生に出会えたことは本当に幸せでした。

治療が始まり、さまざまな副作用の可能性の説明がありましたが、そのうちの2つ程度が発症してもすぐに対応策がとられて軽快しました。そのうえ、プラスの副作用として、長年の間毎日整骨院に通っていた肩と肩甲骨の奥の鈍痛が嘘のように解消しました。そして、取敢えず2週間近い入院を終えて昨日帰宅できました。
こうして西洋医学の威力を体験しますと、近代科学・技術文明の効用をあらためて再認識します。

ただ難病だけに今後も2カ月ごとに治療のために1週間程度入院を継続する必要があり、病人として生きる道を歩むことになりました。しかし、普段は無理はできないけれども通常の生活を送ることが可能になるようで、もうしばらくこの世を味わえるようで、ほっとしております。

まずは身辺整理を促進すべきだと考えています。残された家族になるべく負担がかからないように整理する事は老人の義務だと心得ます。しかしそのための作業は結構大変で、時間がかかるように感じます。牛の歩みでゆっくり整理していこうと思います。

制約はありますが普通の生活が可能になりそうなので、やはり学生時代の気分に戻って人生を考え味わうことと日本再生の展望について学んでいきたいと願っております。