亡次女の23回忌

次女の23回忌の日が来ました。誰よりも一番愛した次女が不治の病に取りつかれたという知らせを、単身赴任の地で聞いて悶えた日以来、わずか1年強であの世へ去って行った期間を想い起こすと、言葉になりません。

いつものお寺で住職のお経を聴いて次女の冥福を祈るばかりでした。
もう23回忌ですから長女の家族4人とこちらの2人のわずか6人でお寺に出かけて供養を行い、会食して別れました。帰宅後いただいた卒塔婆をもってお墓に出かけました。

お墓の前でいつものシューベルトの子守唄で「ねんねんねー○○○子ちゃん、ねんねん○○○○子ーちゃん・・・」とうたい、お経をあげて、心の平安を取り戻して帰宅しました。

この子守唄は次女が幼女の頃にいつも母親が寝かしつけるために唄っていた曲ですが、大手術後入院中の病院で苦しそうに寝ている次女をさすりながら母親が突然思いだして、こころのなかで唄って以来の曲であり、お墓参りのときにはかならず二人で唄っています。