阿修羅展へ行ってきました
大人気の阿修羅展でも平日の水曜日の夕方に出かければ混雑も減っていると考え、16時30分頃に到着するように出かけましたが、なんと甘い考えでした。
入門の時には40分待ちと言われ、列の最後尾に並んだ時整理員がもつ札で30分待ち、実際は25分経って無事入館できました。
しかし館内では人の山で、陳列品の前列で拝観しようとするとゆっくりゆっくりの歩みです。それでも珍しい金銅大盤・延金・水晶年殊玉などを観ているうちに、奈良時代に気持ちが移ります。いよいよ八部衆・十大弟子の像が現われます。
光が当った八面六臂の阿修羅像の周囲は、人の山で取り囲まれ、後ろの方から観る人もなかなか動かない人が多かったですが、後方から見ても、像のそばに寄って観ても「なんと崇高な美しい表情や肢態か」と見入るばかりでした。
突然戦争中(中学3年時代)に特攻隊第一号で出撃した関大尉の表情が判る写真を新聞で見た記憶が、現れました。
Yahooで阿修羅像で検索し「阿修羅のごとく」という欄をクリックしましたが、その記事の内容に感銘しましたので転記します。(小生はこんなに上手く表現できません)。
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美少年 阿修羅像
「衰える夏 そして万象を散らす風 天はたったひとつ 地はたったひとつ 今こそ美しい男の子 この世に生まれるがよい」―――詩 多田智満子
顔!眉間にしわを寄せ下唇をかんだ顔!合掌し、宙に浮き、天を支える細い腕!
一度見たら、決して忘れる事が出来ない、不思議な魅力を持ったお姿です。
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阿修羅の如く 森脇将行
「阿修羅」は戦いの神です。人はいつも「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天」の六道の世界をさまよい続けています。
この世の住人は生きている限り、人と戦い、自分と戦い、心と戦い、修羅場の中を阿修羅の如く生きています。
「阿修羅」とは、まさに「人間」そのものの姿・・・・と、言えるのではないでしょうか。よって御仏に救いを求める。 合掌
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舎利佛立像を見て、般若心経の「舎利子・・・色即是空、空即是色」を思い出しました。
この時代、多くの日本人が阿修羅展に押し寄せるのはなぜなのでしょう?単なる好奇心だけでは無い、これは大変な
社会現象だなと感じながら帰路に着きました。
写真がたっぷり入った記念の本を購入してきました。