楽しく生きることと菩薩への道は矛盾しないようだ

このブログは、旅行などの楽しく生きることの記録のほかに、自分のこころの学習(自問自答の推進)の記録として
も書いております。こうした記録の時には、理屈っぽい内容が苦手の方は無視してください。

前回ブログのコメント欄に自分の今の心境として「真理追求、美の鑑賞ができる幸せに感謝しております。こうした自我の充実感に基づき、やがてエゴイズムから脱却して自利利他の菩薩修行へ第一歩を踏み出せるのではないかと思っております。(戦争中に体験した滅私奉公はこりごりですから)」と書きました。

こうした心境に基づいて、一昨日の岡野守也先生の般若心経講座で、「私のような凡夫は自利である自己実現を果たした後に、はじめて利他行に向かうことが出来るような気がするが、菩薩は衆生を救うという利他行を請願し、衆生の中に自分もいるという意味で自利も図るので、菩薩の道を歩むのは自分の実感としては容易ではない」と質問しました。

岡野先生から「そのように自利と利他を分けて考えるのは分別知であって、自利利他円満という一括りで捉えることが大切」という教えをいただきました。

楽しく生きること(自利)と菩薩への道(利他)は矛盾しないようだということに気がつきました。

当面は、自分のやりたいことをやりながら、美しいことを鑑賞しながら、力まない姿勢で、世のため人のためになることも行うという毎日を続けていければ十分だと思いました。