101歳を迎える松原泰道老師の言葉に感銘する
2008年8月号の早稲田学報に松原泰道老師の言葉が掲載された。たくさんの言葉に感銘したので記録します。

●人生、還暦からが本当の自分の人生だと考えています。
私自身60歳以後のほうが生き甲斐がありますね。

●もう足が不自由で坐禅はできませんけれども、読む・書く・話すが自分の修行。生涯修行、臨終停年です。

●人生の障害に直面したとき必要なのは、心の呼び水ともいえる杖言葉です。それを思い出して、最後は自分のほか拠り所になるものはありませんね。

●生涯現役の秘訣は「感動」と「希望」と「工夫」だ。

●説法は人に説き聴かせるものではない。自分の心に響かせるのだ。

●生きた人間を二つに分けることはできない。正義とか善悪とか二分して考えるとどちらかに偏って正しい判断ができない。若い人は正反を一つにして見つめるという勉強も必要ではないかな。

●こちらが病身であるとか貧乏であるとか負の状況にあるときこそ人の為になれる。同病相哀れむというか、相手のことがよくわかるので、心から慰めることが出来る。これは布施という言葉につながる。