大学生気分に戻ってシンポジュウムに参加してきました

半年前からご縁ができた仏教研究会指導者の岡野守也先生達が運営する「持続可能な国づくりの会のシンポジュウム」に参加してきました。

午後から夜19時半まで100名ほどが参加して熱心な講演と討議が行われました。

基本テーマは「経済・環境・福祉のバランスは可能だ!」です。
講師のテーマは東大大学院教授神野直彦氏の「人間回復の経済学などで言いたかったこと」、元スウェーデン大使館環境保護オブザーバー小澤徳太郎氏の「スウェーデンについて最近知ったこと」、他に3人の講師の講演がありました。

市場原理主義による政治経済の運営が行き詰ってきた現代
に明るい指針となり得るスウェーデン政府の国家ビジョン・施政方針と、その背景にある経済学(アメリカの国づくり思想である新自由主義経済学を批判する財政社会学)の説明に、目のうろこが取れる感じがしました。

スウェーデンの国づくりについては今までまったく知りませんでしたが、ソ連の崩壊、アメリカの混迷、中国の暴走的発展により、20世紀型システムの行き詰まりがはっきりしてきた現代において、頭を冷やしてスウェーデンモデルを研究し、良いところを真似する必要があるように感じました。