医師の一言を厳粛に受けとめました

一昨日定例の通院診断で医師の診断を受けました。最近この病気に罹った方のための患者の会が発足し、会員限定でメールの情報交換ができるようになり、会員の皆様の状況がわかるようになりました。
診断時に医師から「どうですか?」と質問され「「体調は順調です。患者の会に参加して皆様から貴重な情報をいただいて為になりました。それにしても皆様大変ですね」と申し上げたところ、医師から「貴方も大変なんだよ」と言われてしまいました。

「いろいろ努力して治療しているから一応体調は順調のようだが、この努力がなければたちまち症状が悪化し、もしも大腸からの大量出血や、心臓が悪くなれば一貫の終わりです。この病気は厳しい病気ですよ」おっしゃいました。

6月の検査で病名が確定され開發された治療法を開始、その後は隔月に定期入院してその治療法を実施しています。やがて大腸の出血も止まり、どこにも痛みがなく発熱もなく、体調も順調に回復してきましたので、先行きを楽観する気分になっていました。

患者の会の皆様の大変な状況を知り、自分はまだ大変な状況ではないという潜在意識から「皆様大変ですね」と発言したところ、医師から「貴方も大変なんだよ」と言われて、頭をコツンと叩かれた気分になりました。難病に罹った以上、それなりの覚悟で療養生活を送らなければいけないと厳粛に受け止めた次第です。

危機に生きる心得としては、まず後顧の憂いをなくすことが大切であり、そのためにはまず身辺整理をきちんとやらなければいけません。

最近は先行きを楽観して身辺整理がすっかりおろそかになってしまいました。また、厳しい病気の患者という自覚が薄れ、健康人の時と同じようなテーマに関心が向いていました。発病時の初心にかえって、日常生活も精神生活も、生命の危機を踏まえたスタイルで送らなければいけないと思った次第です。