フェルメール展を楽しむ

鳥撮りにうつつを抜かしている母べえを誘って先週の10月3日に、17世紀オランダの画家フェルメールの鑑賞に出かけました。
丁度1年前にドレスデンアルテマイスター絵画館で、フェルメールの絵画を見て感動しましたので、上野の東京都美術館で開催中と知って出かけた次第です。
なんと展示絵画39点のうち、フェルメールの作品は僅か7点だけでした。
しかし、フェルメールの現存絵画は世界中で37点だけなので、上野で7点を一度に見られるのは幸せなことです。
展示されている同時代のヘイデン、ファブリティウス、ホーホなどの作品を鑑賞しながら歩いていると、ようやく25番目からフェルメールの作品が展示されていました。
「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」「デルフトの小路」「ワイングラスを持つ娘」「リュート調弦する女」「手紙を書く夫人と召使」)「ヴァージナルの前に座る若い女」の7点です。
うまく説明は出来ないですが、他の作品とは一味も二味も違う<いのちの美しさ、深さ>を感じました。
写真撮影は許可が要るというので、カメラを持参しませんでしたが、帰りに尾崎彰宏著「フェルメール小学館刊を購入し、フェルメールの全真作37点の写真に魅入りました。
現実を見ながら現実以上の真実を描写したフェルメールに感嘆いたしました。
この本の写真をデジカメで撮って修正し、このブログに載せようとしましたが、日本複写センターに問い合わせしたところ、インターネットのブログへの掲載については、フェルメールは17世紀の人なので著作権は無いけれど、その画の所有者(美術館など)に無許可で掲載した場合、外国人なので何を言ってくるか判らないから止めたほうが良いといわれましたので、残念ながら掲載しません。
フェルメールの素晴らしさを味わうには、上野へ出かけるか、上記の書籍を購入するか、どちらかの方法しかないようです。