日経新聞の記事への感想

 2月14日の夕刊に芥川賞入賞の作家兼禅寺の住職「玄侑宗久さんに聞く」という記事があり、感銘を受けたので切り抜いておきました。

 記事の中で玄侑さんが語っております。

 「人間は目先の目標に飽き足らずその先を目指す。いい学校に入りたいとか仕事の業績を上げたいという中期目標もある。厄介なのは中期目標です。これが人間の生き方を人工的にし、不安な気持ちにもさせる」
 「禅的生活とは予断を持たずに今の足場に立つということです。世の中は思うようにならないのが当たり前。想定外のことが起こると心が揺らぎますが、揺らぎを楽しめる人こそが風流なのです」
 「これが何の役に立つのかなどと考えず、すること自体を楽しんでほしいです」

 
 中期経営計画の作り方・活かし方などを執筆していた仕事人生を昨年卒業し、林住期を生きる私にとって、大変参考になる記事でした。

 
  
 上野東照宮ぼたん園(鑑賞しながら浅田真央の姿を想いました)