伊香保温泉と榛名湖一泊旅行
車で行ける近隣旅行しかできなくなったので、出来るうちにせっせと出かけようと今月は伊香保温泉と榛名湖へ出かけました。
福一という旅館に泊まり、露天風呂から山林の上に浮かんだおぼろ三カ月を眺めた景色はまさに絶景の趣でした。
翌朝、石段街頂上の伊香保神社へお参りして、万葉歌碑の歌(万葉集巻14東歌三四一四番)の意訳を読んで、万葉人の素朴な感性に感動しました。意訳を記します。
「伊香保の山裾にある八尺もある大きな水門からほとばしる水しぶきに朝日が当たって虹がはっきり見えるようになるまで、お前と一緒に寝ていられたらどんなに楽しいだろう。是非そうしたいものだなあ お前」です。
この神社の境内には古い石の燈篭がありました。昔のものに惹かれるこの頃です。
前日の水沢観音では、梵鐘をつくことができました。鐘突きで準備運動を2回して3回目でついたところカーンという音が出ました。つぎに鐘突きを1回目でついたところゴーンと鳴りました。何ともいえぬ静寂な音でした。水沢観音も古いお寺です。
前日は、母べえが温泉旅行にきても鳥撮りをしたいというので、森林公園に出かけ駐車できる場所があったので近辺を探したところ、まだ桜が咲いて人気のない場所で鶯が鳴いているところを発見しました。
母べえがカメラを構えて鳥を待つ間、小生は椅子に座り「維摩経」の解説本を読みました。
鶯の囀りをききながら維摩の説く大乗仏教の教えを学ぶひとときは貴重でした。写真の場所です。
翌日の伊香保の階段街